「人間は死ぬ」という事実は誰もが知っていることでありながらも、いざ自分のこと、家族のことになるとなかなか直視できない事実でもあります。「死」ということを忘れているときは、「今を本気で生きる」ということを忘れているときでもあります。生きるということに足をつけていないので、生活が浮いてしまうのです。
「死」を嫌なものだと怯え恐れていると、生活は暗くなり、沈んでしまう。人間の死亡率は100パーセントですが、最後、どんな最後の迎え方をするのかは誰にもわかりません。「死に方」を選ぶことはできませんが、「生き方」は選ぶことができます。「いつ、どこで、どんな死に方をしてもいいような生き方」をする。死を見つめる時に、生活が、生きるということが輝いてきます。
金沢では7月に新盆、全国的には8月に旧盆を迎えます。亡き人は、わが身をもって残された者にいのちの尊さ、いのちの儚さを伝えてくださっています。同時に残された者に、そのいのちを精一杯生きてほしいと願いをかけられています。それは、いのちの仏様、阿弥陀如来の願いでもあります。
墓前でいのちの事実、いのちの願いに耳を傾けてみてください。
合掌
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by opentemple
| 2023-09-03 15:11
| 今月の掲示板・ご挨拶






