子育てをしていると、子どもにハッとさせられるようなことがよくあります。
親が子どもを育てているのと同時に、親は子どもから育てられ、問われていると感じます。
教師である鹿島和夫さん(2023年・没)と担当した小学校一年生たちとの交換日記「あのね帳」の声をまとめた本「1年1組せんせいあのね」からドキッとするような一年生の声をお届けします。
『ほし』たかはし みつほ
せんせい あのね
なんで そらのほしは
ほしのかたちがしてないの
『アーモンドのみ』たかぎ りょうた
おとうとはチョコレートにはいっている
アーモンドをとりだして
チョコレートのみがでるか
アーモンドのみをつちの中にうめました
『こども』いわはま えりこ
こどもはいつからおとなになるのでしょう
おとなはむかし こどもだったんでしょう
みんな そのときのきもちを
たいせつにしてもらいたいなぁ
『にんげん』えぐさ たつや
せんせい にんげんは
なんのために いきているんですか
ぼくは たっぷりあそんで
たのしむためだとおもいます
せんせいはどうおもいますか
『へんなこと』にし あきのぶ
ねるときは
もっとおきていたいのに
おきるときは
もっとねたい
『あめ』みねゆき よしえ
あめがはっぱですべりだいをしている
きょうそうでうえからおよいできて
つぎつぎにはっぱを
すべりおちていった
おてんきになったら
くものうえにかえっていくんだね
2024年1月 合掌
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by opentemple
| 2024-01-01 00:00
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