秋も深まり、一雨ごとに寒くなる今日このごろです。
聞善寺門・信徒の皆様方におかれましては、お変わりなく御健勝のことと拝察いたします。
さる9月28日に京都・東本願寺にて住職の任命を受けることができました。
皆様にも御報告のとおり、2月28日に父が突然倒れ、思いがけない形で住職を引き継ぐことになりました。
「倒れることによって起ちあがる、力をいただく」
高原覚正
という言葉がありますように、思いがけない出来事の中でもたくさんのお力をいただきながら、10月1日には父が退院し、10月21日には、妹・浄と京都・延仁寺で住職を務めております弟・大地の兄弟三人で住職就任記念法要を務め、大勢の門・信徒の皆様にも御参詣いただきました。
大勢の人たちのお力をお借りし、住職交代という一大行事を無事に終わらせることができたのは、前住職である父と、坊守である母が二人で門・信徒の皆様にひらけたお寺づくりをしてきた結果であると思っております。
私は、まだまだ中身のともなわない、名ばかりの住職ではありますけれども、父を見習い仏法興隆のため、聞善寺のため不退転の決意をもって努力いたす覚悟でございます。
どうかこれまでと変わることなく聞善寺のために御指導、御鞭撻下さるようお願い申し上げます。
合掌
平成20年10月
今井優悲拝