2019年 03月 03日
つまずいた石は 踏み台にもなる
お釈迦様は人生とは「一切皆苦(いっさいかいく)」「一切は皆、苦である」、
つまり「生きるということは苦しいものである」とお説きになりました。「一切皆苦」と言われますと少し重苦しく感じますので言い換えてみますと、「人生は凸凹道である」と言えます。
私たちは何事もない平坦な道を望み、またそうであるように期待しますが、決してそんな道にはなりません。個人差はあるにせよ、基本的には皆、凸凹道の人生を歩んでいくのです。凸凹道ですから石につまずくこともあります。しかし、「つまずいた石は踏み台にもなる」と板橋興宗師は申します。つまずいた時は、悔しい、悲しい、辛いと思うような出来事も、人生を振り返ってみると「あの石があったからこそ」と思うようなこともあります。つまずいた石も見方を変えてみると踏み台になっていることがあるのです。
また、石につまずいたことで、ふと自分の人生に立ち止まってゆっくりと人生について考えるということもあります。そんな時、改めて「今、何がしたいんだ」「どう生きたいんだ」という自分の願いが確認される、「つまずいた石が願いの意思になる」ということもあるのではないでしょうか。
つまずいた石の数が、人生に幅と深さを与えてくれるような気がします。
合掌
by opentemple
| 2019-03-03 22:49
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